内容説明
どんなにエンジンの改善が進み、新システムが採用されても、使用される地域や、高速走行、渋滞走行等のさまざまな走行条件において、それらを適温に保ち、支障が出ない冷却システムが必要不可欠である。本書では、一貫して車両冷却・熱害実験に従事してきた著者が、自動車用エンジンの冷却性能に絞って、実例を示しながらわかりやすく説明する。
目次
第1章 エンジンの熱発生源(冷却水放熱量(冷却水に放出される熱量)
潤滑油放熱量(潤滑油に放出される熱量))
第2章 冷却メカニズム(冷却系部品;通気率)
第3章 熱発生源に影響する要素(車両諸元;使用環境条件;熱発生源に影響する要素まとめ)
第4章 オーバヒートとその対策の変遷(オーバヒートとは;1960年代のオーバヒート;不凍液によるオーバヒート;通期率低下によるオーバヒート;レース用エンジンのオーバヒート;その他のオーバヒート;オーバヒートを未然に防ぐための手法)
著者等紹介
橋本武夫[ハシモトタケオ]
1938年東京都杉並区生まれ。1957年富士精密工業(株)入社。自動車エンジンの車両冷却実験に従事。1966年プリンス自動車工業(株)と日産自動車(株)の合併後も、日産自動車(株)にて一貫して車両冷却・熱害実験に従事。1987年日本サーモスタット(株)に出向。技術開発部にて、サーモスタット、サーモスイッチ等の実験に携わる(~1998年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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