出版社内容情報
介護が点数化され、人間関係の濃密さを失ってしまった今、規格外の方法で痴呆性老人と関わる人たちがいる。痴呆性老人が点数で計れるものか!本書には、そういう個性的で現場的で実践的な、痴呆との関わり方が溢れている。
痴呆性老人と家族 松林誠志
施設における痴呆の生活ケア 坂本宗久
妄想に振り回される 竹本匡吾
痴呆という言葉の危うさ 徳増知子
パワフルじいちゃん 三井健史
呆けても安住できる町 高戸屋千志美
関係づくりの困難さ 毛利雅英
スタッフも満足できるように 高橋多生
家族介護の困難と支援
業務ではない介護をしたい 飯島隆一郎
内容説明
一般的で客観的でアカデミックな痴呆論はもうたくさんだ。この本には、個別的で関係的で現場的な、痴呆の見方と実践があふれている。
目次
1 痴呆性老人と家族(呆け老人をかかえる家族の会;呆け老人との関わり術;家族のニーズを見極める ほか)
2 施設における痴呆の生活ケア(呆け老人との出会い;お年寄りの寂しさの由来;痴呆現象をどう捉えるか ほか)
3 痴呆性老人の素顔(「今」と「ここ」で安らぐように;「痴呆」という言葉の危うさ;パワフルじいちゃん ほか)
著者等紹介
松林誠志[マツバヤシセイジ]
福井県生まれ。老人病院、特養の生活指導員、「呆け老人をかかえる家族の会」事務局を経て、生活介護研究所に所属する。各地のリハビリ教室や訪問リハビリなど、現場をふまえながら、講演活動や特養の立ち上げにかかわっている。老人のレクリエーションの指導も全国各地で行っている。作業療法士
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