集英社新書<br> 日本人は「やめる練習」がたりてない

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集英社新書
日本人は「やめる練習」がたりてない

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210811
  • NDC分類 302.239
  • Cコード C0236

出版社内容情報

2018年6月、「多くのひとは辞める練習が足りてない」というツイートが
数万回もリツイートされ話題になった。その反響が浮き彫りにしたのは、
「日本にはやめられなくて苦しんでいる人がたくさんいる」ということ。いじめ、自殺、ハラスメント…
日本のこれらの問題は「やめられない」「逃げ場がない」ことが深刻化の原因だ。
一方、このツイートをした著者の住むマレーシアは「仕事や学校が嫌ならすぐやめる」人も多く、
それでも社会は回っている。多様性にあふれ、怒る人が少ない寛容な“ゆるい"国に今、日本から移住・留学する人が
増えている。そのマレーシア人の考え方、驚きの教育制度など、日本とは別の世界を紹介する。

●ハッピーじゃなければ学校を簡単に転校する人がいる
●クラスメートの年齢がまちまち。5歳と8歳が1年生ということも
●試験は厳しく落第あり。逆に飛び級できる学校もある
●学校に行かずホームスクールで好きなことだけ勉強する子がいる
●学校行事に出るか出ないか、子供が自分で決める
●自分で決めるから、その結果を引き受ける訓練ができる
●同じクラブ活動を続けてはいけない学校がある
●先生が子供の才能・適性を穴が開くほど見て探す
●信号が壊れていたら、譲り合ってテキトーに行く
●飛行機が何時間遅れても怒らず、近くの人と名刺交換&談笑
●社会システムが不十分なところは自分の頭で考えて動く
●小学生が政治について議論する
──本書より要約して抜粋


【著者略歴】
野本響子(のもと きょうこ)
東京都生まれ。早稲田大学卒業後、安田火災海上保険(現・損保ジャパン)に入社し、アスキーへ転職。
その後、フリーとなり「ASAhIパソコン」「アサヒカメラ」編集部を経てマレーシアへ。
著書に『いいね!フェイスブック』(朝日新書)、『マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩』(kindle版)など。
現在、現地のオンライン「マレーシアマガジン」編集長の他、PRや教育事業、旅行事業などに従事。

内容説明

二〇一八年六月、「多くのひとは辞める練習が足りてない」というツイートが数万回もリツイートされ話題になった。その反響が浮き彫りにしたのは「日本にはやめられなくて苦しんでいる人がたくさんいる」ということ。いじめ、自殺、ハラスメント…日本のこれらの問題は「やめられない」「逃げ場がない」ことが深刻化の原因だ。一方、このツイートをした著者の住むマレーシアは「仕事や学校が嫌ならすぐやめる」人も多く、それでも社会は回っている。多様性にあふれ、怒る人が少ない寛容な“ゆるい”国に今、日本から移住・留学する人が増えている。マレーシア人の考え方、驚きの教育制度など、日本とは別の世界を紹介する。

目次

第1章 私がマレーシアに惹かれたわけ(勉強する意味がわからなかった中・高時代;弁護士になろうと法学部へ進み、オーケストラに明け暮れた大学生活 ほか)
第2章 辞める練習をする人々(知り合いが一人もいない場所に住む;マレーシアにインターナショナル・スクールが多い理由 ほか)
第3章 寛容な社会は居心地がいい(自販機で小銭がない人を見たらお金をあげる人が96%;「見知らぬ人」に親切なマレーシア人 ほか)
第4章 ゆるい国で身につく「ざっくり動く」力(マレーシアで学んだ学生が重宝される理由;二重駐車されたら押して動かせばいい ほか)
第5章 みんながグローバルになる必要はない(「何者か」になる必要はあるのか;一度は自分で選択し、自分で生きてみる ほか)

著者等紹介

野本響子[ノモトキョウコ]
埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、安田火災海上保険(現・損保ジャパン)に入社し、アスキーへ転職。その後、フリーとなり「ASAhIパソコン」「アサヒカメラ」編集部を経てマレーシアへ。現在、現地のオンライン「マレーシアマガジン」編集長の他、PRや教育事業、旅行事業などに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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えちぜんや よーた

93
日本のスタンダードな価値観からドロップアウトしてはや10年。Webの片隅で生きている「ネット民」としてマレーシア社会の常識は特別に驚くことはなかった。奇しくもこの本を読んでいるときに「道楽で新聞も書く不動産屋さん」こと朝日新聞社の早期退職勧奨制度のニュースが伝わってきた。会社はただひたすらにしがみついているだけのおっさんを6,000万円の札束で振りほどきたいらしい。人事部から追い込み部屋に叩き込まれるような人は、セカンドキャリアとして間違ってもマレーシアに定住することはしないほうが良い。2019/12/04

おさむ

45
マレーシアに移住した女性によるマレーシア礼賛本。意外と知らないことも多く、眼から鱗の良書だった。教育システムは国それぞれで、長所も短所もある。ただ、トライアンドエラーを惜しまないマレーシア人の姿勢はもっと日本人も見習っていいかも。なによりも見習いたいのは、怒らないことだろう。いまの日本人って特に中高年はなにかと怒りっぽい気がする。他人や社会に過度な期待をせず、自分で動く。正解が沢山ある世界にぼくら日本人はもっと慣れる必要があると実感しました。2020/01/21

yyrn

27
部活や習い事は「一度始めたら簡単にはやめない。サッサとやめるのは良くない」「国語の文章問題には正しい答えがあり、それ以外の読み方は作者の意図に反する」などという日本人には当たり前のことを、作者は「枠にハメ我慢を強いるのが日本の教育だ」と見抜き、子供を連れて日本を脱出するが、多くの均質化された学生たちは就職後、各企業の色に染まって企業戦士となり、家庭を顧みずに会社優先の人生を送っていく。ハイ、私がそうでしたが、出向や転職で色々なことを経験したので、この本でいうとおり、「一度始めたらやめられない社会」より⇒2020/10/27

テツ

20
大抵の苦しみは自縄自縛。日本から離れマレーシアで暮らす著者が見た日本の社会の息苦しさ(素晴らしさもたくさんあるけれどね) 確かに日本で暮らしていたら学校や仕事で息苦しくなってもそこをやめる勇気というのはなかなか出てこない。それは気軽に始めたり止めたりすることを許さない社会の空気も原因ではあるけれど、個人が属するコミュニティが圧倒的に少ないというのも一つの原因なんじゃないだろうか。価値観も目線も広く広くなるようにこどもの頃から様々な世界に触れる経験を積むことって大切なんだろうな。2020/09/28

チャー

15
マレーシアで暮らす著者が現地の暮らしや文化に触れ見つけた日本特有の習慣について綴った本。タイトルにあるように日本では落第を許さず挑戦に消極的、嫌なことも我慢して続け、自分で決断し難くなるという風習が根付いているようだ。著者の鋭い指摘は確かにと納得する部分が多く、自分で考えて決めず、選択に責任を持つことを知らない、あるいはしないまま社会生活を営んでしまう風潮が確かにあると感じた。周りと同じは安心するが、思考停止を助長する。自主的な発言や論理的思考の洗練も、同調を押し付けず間違いを認め理解することから始まる。2020/12/13

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