内容説明
高度成長の陰で築かれた犠牲の構造―浸潤していく「日米体制」、抗いの声は現代を問う。
目次
1 劇場化する社会(三島由紀夫―魂を失った未来への反乱;山本義隆―自己否定を重ねて;岡本太郎―塔にひきよせられるひとびと;牛山純一―テレビに見た「夢」)
2 沖縄―「戦後」のはじまり(仲宗根政善―方言研究に込めた平和への希求;マリー―米軍兵士と日本人の間で戦ったロックの女王;比嘉康雄と東松照明―二人の写真家の“沖縄”)
3 声を上げたひとびと(田中美津―“とり乱しの弁証法”としてのウーマン・リブ;川本輝夫―水俣病の“岩盤”を穿つ;横塚晃一―障害者は主張する;大地を守る会―紛争の経験を地域の実践へ;木村守江―「原発村」の誕生と浜通り)
著者等紹介
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年生。東京大学教授。社会学・文化研究・メディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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