子どもたちの世紀末

子どもたちの世紀末

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876720620
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0037

出版社内容情報

いじめ問題を皮切りに、神戸の酒鬼薔薇事件、黒磯の教師刺殺事件など、危機に立つ世紀末の子ども状況を3年間にわたって徹底討論。マスコミと社会が創作した「突然キレる子ども」という虚像を暴く。討論参加者は編者の他に、保坂展人・武田秀夫・藤井誠二・芹沢俊介の各氏。

斎藤次郎・保坂展人・芹沢俊介
[第一部]基調講演
「学校解放新聞」から「学校ほぐし遊撃隊」へ 保坂展人

学校解放新聞からトーキング・キッズへ 校門圧死事件を取材して
イギリスの子どもたちとの交流 学校ドック運動を

外から内にシフトした標的  芹沢俊介

横浜の浮浪者襲撃事件を契機に 「狩り」の対象の変質


手がかりとしての「子どもの権利条約」 小学校留学体験で考えたこと  立ち止まって考えるゆとりを

[第二部]シンポジウム

癒しとしての消費 幽体離脱する子どもたち
子どものやることをおもしろがれるか 「一寸先は闇」からの元気

「透明な存在」の深層

                     
斎藤次郎・武田秀夫・芹沢俊介
[第一部]論考
「透明な存在」について 武田秀夫

[第二部]座談会

宙づりにされた時間 事実関係の推移
魂の決壊ということ 子どもは残酷か
死への陶酔 自己劇化とファンタジー
少年の多重人格性 震災という体験
闘う流儀の解体 内なる暴力性の承認
子どもたちが感じたリアリティ オウム事件

「ふつうの子が突然キレる」ということばでマスコミがあおった危機感は、子どもの危機を教育体制の危機に意識的にすりかえたものにほかなりませんでした。この討論の中で、私的なことではありますが、ぼくは「子どもの側に立つ」ということのしんどさと自負を繰り返し思っていました。
(あとがきより抜粋)


内容説明

いじめ問題を皮切りに、神戸“酒鬼薔薇”事件、黒磯“女教師刺殺”事件など、危機に立つ世紀末の子ども状況を、3年間にわたって徹底討論。

目次

1 子どもたちの世紀末―これまでの十年とこれからの十年
2 「透明な存在」の深層―神戸“酒鬼薔薇”事件を考える
3 武装する中学生―「少年とナイフ」をめぐって

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