内容説明
いま、図書館のシステム化に、コンピュータの有用性が認められはじめている。コンピユータを導入するときには、どんな体制と考え方で行なうべきか。本書は、コンピュータ時代の、図書館のあり方と活用の実際を考える。
目次
第1章 図書館のシステム化を考える(最近の図書館をとりまく状況;システムとしての図書館;サービスの発展と図書館技術;システムとコンピュータ;コンピュータ化における問題点;図書館のオンライン・ネットワーク)
第2章 図書館を電算化するとき Q&A
第3章 図書館と情報サービス(図書館の存在と原則;コンピュータ革命の状況とその特徴;マークの特徴と使い方;文献検索)
第4章 コンピュータ時代の労働(労働経済の今日的特徴;労働の視点からみたコンピュータ・ME技術の一般的特徴;ME化が雇用と労働に与えるインパクト;日本的労使関係とME技術;VDT労働の特徴と問題点;「労働の人間化」とコンピュータ)
第5章 何のための機械化か―情報社会の図書館 課題と展望(人を育てるための機械を;全米公共図書館大会のこと;アメリカの公共図書館の現状;家庭に普及するコンピュータ;図書館員のコンピュータに対する考え方;「読書の価値」の再発見;コンピュータを使うということ)