満洲国グランドホテル

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満洲国グランドホテル

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  • サイズ 46判/ページ数 565p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875866398
  • NDC分類 222.5
  • Cコード C0095

内容説明

「二キ三スケ」(東条英機、星野直樹、松岡洋右、岸信介、鮎川義介)だけで満洲は語れない。「一ヒコ一サク」(甘粕正彦、河本大作)が隠然たる影響力を行使する。再チャレンジ、前歴ロンダリングも許される自由の天地。「五族協和」の理想を信じた人たちの生と死。既存の満洲国イメージをくつがえす、満洲の土を踏んだ日本人の奇妙にして、真剣なる「昭和史」物語。

目次

昭和十三年秋、小林秀雄が満洲の曠野でこぼした不覚の涙
小林秀雄を満洲に呼んだ男・岡田益吉
「満洲国のゲッベルス」武藤富男が、満映理事長に甘粕正彦を迎える
「満洲の廊下トンビ」小坂正則―その人脈と金脈
八木義徳の芥川賞受賞作「劉廣福」と奉天市鉄西工業地区
直木賞作家・榛葉英治が勤めた大連憲兵隊と満洲国外交部
笠智衆が満映作品「黎明曙光」に殉職警務官役で主演する
十六歳の原節子が、満洲の「新しき土」を踏む
「満蒙放棄論者」石橋湛山の満洲視察
ダイヤモンド社の石山賢吉社長が見たテキパキ「満洲式」〔ほか〕

著者等紹介

平山周吉[ヒラヤマシュウキチ]
昭和27年(1952)東京都生まれ。雑文家。慶応義塾大学文学部国文科卒。出版社で雑誌、書籍の編集に携わってきた。昭和史に関する資料、回想、雑本の類を収集して雑読、積ん読している。『戦争画リターンズ―藤田嗣治とアッツ島の花々』は第34回雑学大賞出版社賞を受賞、『江藤淳は甦える』で第18回小林秀雄賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

29
大枚はたいて虹色のトロツキーを買ったのは遠い昔。大著だから忘れてしまうが、残ったのは「高粱飯」という食を通じて「五族共和」の解れが見えるのが面白い。小林秀雄の目を借りたくなったし、甘粕大尉は、妖しからんし。石原莞爾は、ぬらりひょんだ。2023/08/07

Masakazu Fujino

14
わずか13年半しか存在しなかった「満洲国」をめぐるさまざまな人々の姿や行動をグランドホテル形式で36回に分けて取り上げた本。「満洲国」は「二キ三スケ」(東條英機、星野直樹、松岡洋右、岸信介、鮎川義介)だけでは語れない。原節子、笠智衆、木暮実千代、小林秀雄、島木健作、石橋湛山、小澤さくら、内田康哉、林銑十郎、植田謙吉、駒井徳三、板垣征四郎、小磯国昭、田村敏雄、十河信二、矢内原忠雄などなどなど、多彩な人物たちと、直接登場しないが、隠然たる影響力を行使した「一ヒコ一サク」(甘粕正彦、河本大作)の描くラビリンス。2022/08/19

冬薔薇

5
満州に関する膨大な資料、小説、評伝、自伝、民間人の記録、日記、寄稿、などをもとに多くの当事者たちの言動から「満州国」を描く。「人間というものも〜十善も十悪もない」「ねえ、われわれが満州でやってきたこと〜あれが侵略だったのかねえ」「それ故にそれ故にこそ、かつて軍や満鉄、「満洲国」や大新聞社の威を借りて、大陸で支配者としての栄耀栄華をきわめながら、戦敗れるや口をぬぐってたくみに身を処した人たちが許せない」。暇にまかせて巻末の人名を数えてみたら940数名、知ってる名前が二割強。混乱しつつもやっと読み終えた。2023/04/15

とりもり

3
大著。日本(関東軍)の傀儡国家だった満洲国にゆかりのある人物たちが次々と登場して、そのエピソードを通じて満洲国を活写していくスタイルは重複も多いがなかなか面白い。一番驚くのは、満洲国に何らかの形で関与した人たちが戦後の要職に就いているケースが非常に多いということ。これも一つの戦後が総括されていないことの証左なのかと。小澤征爾の名前が板垣征四郎と石原莞爾から1字ずつ採られているというのは初めて知った。大達茂雄の器の大きさが印象に残った。もう少し知りたい人物。★★★★☆2022/08/28

Hiroki Nishizumi

2
満洲国に絡んだ日本人を宿帳のごとく眺める。一番印象的だったのは阿片の専売制がとられていたこと。知らなかった。他にも笠智衆や小林秀雄などこれまで自分の中では結びつかなかった人物も縁があったことを知った。過去の事実をもっと知らねば、、、2024/04/12

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