フラワーコミックス 純情フェティシズム

著者名：川瀬あや【著】

小学館（2016/04発売）

• ISBN：9784091381798

内容説明

高校の養護教諭をしている遥。
もうすぐ恋人との結婚を控えているのに、
いつも怪我しては保健室へやってくる生徒・柿本のことが気になって…

“男子高校生”の、健全なカラダに感じる、不健全な欲望。
この子は駆け引きなんかしない。いつだって、純粋で直球。

それなのに、なんでこんなに心を揺らされるんだろう―
（「純情フェティシズム」）

ごく平凡な毎日を生きていても、
なにもかもが上手くいかないような気になる日もある。
まるで、通り雨にあったみたいに。

仕事でイライラして、年下の彼氏とケンカしてしまったOL。
クラスメイトが苦手で、学校にいきたくない小学生の女の子。
雨の中、捨て猫を拾った画家の青年。
亡くなった夫が残した画廊を経営している老婦人。
就職面接に向かう途中、ひったくり犯を見つけた大学生…

ほんの少しだけ優しくした。
あと少しだけ勇気を出した。

そんなふうにして奇跡は起きてる。
たとえば、君のとなりでも―…
（「東京は雨が降っている。」）


＜他　収録作品＞
「運命かもしれない」／「マイディア」

どうかこの物語が、あなたに届きますように。
プチコミイチ押しの実力派作家、初の短編集！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐっち]

どの短編も微妙に意表をついて、どうなるの？とドキドキする展開でよかった。私的には３話目のほうの先生と生徒のオチが好きです。

2016/03/19

[にゃんまげこ]

どの話も好きです。最後の話は、それぞれがリンクしていて面白かったです♪また他の作品も読んでみたいと思います。

2016/11/29

[MamaxKoko]

作者が冒頭に、４つ短編ある内３つはキスシーンがない。と嘆いてるのを読んでキュンキュンできない！？と思ったけど、危惧だった。姉弟の話はオチが良かったし、最初の話の傷口舐めるシーンとかキス以上にドキドキした(笑)

2016/03/29

[まむ]

先生と生徒､運命の出会い､兄弟愛､群像ものだったりと､どれも私は好みの短編集だった^^*どこか切ない気持ちになるストーリー展開が好きでサクサク読めた☆*。

2016/03/14

[まさみん]

作者の話で初めて読んだのが「運命かもしれない」。運命なんて…って思っていても信じたくなるもの。スゴく素敵な話で、いい作者だなぁ、これからも作品を読んでいきたいなぁというのが率直な感想でした。この本はどの話も良かったので、最初の印象と変わらず嬉しい(*^^*)

2016/06/01