内容説明
「―5000年前からわれわれイノシシは人間のギセイになっている。ヤマガタとミヤギの仲間にもあつまってもらおう。そしてみえない灰のついたものをぜんぶ食べつくしてやろう!」とイノシシの王様はいいました…生きる希望をめぐる物語。
著者等紹介
荒井良二[アライリョウジ]
1956年山形県生まれ。日本大学芸術学部卒業。絵本作家、イラストレーター。2005年に、児童・青少年向け文学作品のノーベル賞といわれるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人で初めて受賞。国内での受賞多数
椎根和[シイネヤマト]
1942年福島県生まれ。早稲田大学卒業。作家。「婦人生活」「平凡パンチ」「anan」編集部勤務、「週刊平凡」「popeye」編集長、「日刊ゲンダイ」「Hanako」「Olive」「COMICアレ!」「relax」などの創刊編集長として一貫して編集畑を歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
108
荒井さんが描くイノシシの絵を見てかわいいなと思っていました。だから、お話もかわいいものなのかなと思っていたら…。とてつもなく、深い深いお話だったのです。古事記の時代までさかのぼり、いかに日本人がイノシシとつながりが強いかということを説明していきます。そして、そこから一気に原発事故があった現代まで時間軸が動きます。そこでフクシマの王子がイノシシたちにお願いをするのです。どこまでが史実に基づいた内容なのかはわかりませんが、もし仮に放射能に影響を受けずに浄化することができる動物がいるとしたらすごいことですよね。2014/05/05
FOTD
18
話が散漫で驚いた。 まず、ウリンボーの先祖は赤いイノシシだった、父と母は白いイノシシ>世界一可愛いイノシシはアフリカのイボイノシシ。え?なんでアフリカ登場? そして、昔イノシシは日本中にいてなんでもよく食べる> フクシマの原発の事故>放射能が土地に染み込む> 作物は食べられなくなり、住めなくなった>フクシマの王子様が登場>イノシシの王様に「フクシマの汚れた木の葉、木の実、キノコを全部食べ尽くして」と頼む>30年後、阿武隈山地はイノシシ王国。 赤猪、白猪の話はどうなっちゃたの? 突然出てきた王子様はどこへ?2024/11/30
雨巫女。
15
《図書館‐新刊》ウリンボーと猪の親子の話と思いきや、まさかの震災の話になるなんて思わなかった。2013/07/05
かっぺ(こと悩める母山羊)
13
☆3歳 可愛いウリンボーの話から、いきなり福島原発事故の話に。えーと、福島の動植物は食べられないほど汚染されてるんですか? 人が住めないんですか? 少なくともこの本からはそういう風に読み取れます。だって最後は人のいない、イノシシ王国になってるもんね。 福島出身の作者だから問題提起をしたいのだと思うのですけど、実際問題としてどうなのか不安になるなー。 2013/10/12
遠い日
11
3.11。フクシマ。放射能。真正面からこの現状に取り組んだ作品。動かない現実を、どうにか救えないかという思いが伝わる。まるで神のようなイノシシたち。けれども、虚しさを感じるのはなぜなのか。2013/08/15
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- *GALA GOURMANDE




