内容説明
永井荷風『〓東綺譚』谷崎潤一郎『春琴抄』川端康成『千羽鶴』吉行淳之介『夕暮まで』を対象に現代文学の愛と空間の変容を読み解き、わが国の語り物や芸能の伝統となった道行の様式に秘められた華やかさと悲哀と蘇生力を抉出した待望の書き下ろし長篇評論。
目次
第1章 『〓東綺譚』―遠近法の空間
第2章 『春琴抄』―芸事伝授の空間
第3章 『千羽鶴』―茶室の空間
第4章 『夕暮まで』―ガラスの空間
反の章 道行―移動する愛の空間
永井荷風『〓東綺譚』谷崎潤一郎『春琴抄』川端康成『千羽鶴』吉行淳之介『夕暮まで』を対象に現代文学の愛と空間の変容を読み解き、わが国の語り物や芸能の伝統となった道行の様式に秘められた華やかさと悲哀と蘇生力を抉出した待望の書き下ろし長篇評論。
第1章 『〓東綺譚』―遠近法の空間
第2章 『春琴抄』―芸事伝授の空間
第3章 『千羽鶴』―茶室の空間
第4章 『夕暮まで』―ガラスの空間
反の章 道行―移動する愛の空間