目次
『堕落に打ち震えて』―オーツ文学の萌芽
『北門の傍らで』「大洪水の中で」―現代の蛮地としての「エデン郡」/大恐慌後の家族崩壊
『悦楽の園』「田園の血」「私はいかにしてデトロイト矯正院から世の中を考え再出発したか」―女主人公たちのアメリカの物質崇拝への欲望と拒絶の視点から
『かれら』―デトロイト暴動を背景にした「生き残り」の三形態
『マーヤ―ある人生』―自伝的作品として読む
『これだけは覚えていてほしい』―一九五〇年代のアメリカの家族像
『密会』―一九八〇年代後半のアメリカの家族再考を反映した、新たな家族像と人間群像
『苦いから、私の心臓だからこそ』―白人と黒人の「魂の友」を希求して
『扉を閉ざして』―アイリスの修正としてのキャラ/「魂の友」の成就
『ブラックウォーター』―アメリカの女性神話の悲劇
『生きる意味』―アイルランド系アメリカ人の生き方、ペルソナからパーソナリティへ
公民権運動と南部女性文学―人種と性のせめぎあい
著者等紹介
吉岡葉子[ヨシオカヨウコ]
1950年徳島県生まれ。1975年同志社大学大学院修士課程修了。現在、高知大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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