内容説明
小5から中3までの5年間、不登校の苦しみ・不安・絶望…を独特の詩と絵で表現、さらに定時制高校へ入り、暖かい仲間と先生たちに支えられ、あかね色の空―人間と人生への希望を見いだすまでを綴った、心にしみる詩画集。
目次
登校拒否のきもち(ばりっ、心に穴あいた;夜中におかんが来よった;でんわの音が先生のどなり声にきこえる;車の中の私は手錠をかけられた犯罪者でした ほか)
茜色の空を見るまで―定時制高校の仲間と先生たちに支えられて(「義務教育」からの解放;旅立ち;自分との戦い;友人 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中寛一
11
「この雲があるから茜色に染まるんだね。この苦しみがあるから美しく見えるんだね。茜色の空は希望の空」印象的な言葉だ。涙しながら読んだ。活発な低学年生活。大規模校から田舎の小規模校への転校で不登校。家族で喧嘩しつつ、田畑で働くことで少し楽しみも見つけた。5年間の不登校を経て定時制高校へ入学。「We are the world」の在校生の歌で迎えられるって感動的だ。部活仲間、温かいバイト先、同級生の心からの励ましに支えられた。就職して人の醜さも見えすぎたが、温かさに気付くことで支えられた。見かたで人生が変わる。2024/12/25
そうび
1
わかったふりしてわからん感覚、どきりとするほど身にしみた感覚。精神、気持ちって扱うのは本当に難しいと思う。2013/06/27
きたむ
0
再読。映画もありますよ。2014/12/15
ゆか
0
借りた本。だいぶ前、高校生の頃に読んで色々考えさせられました。
タスタローン
0
人との出会い、が人生を変える。 自分が自分自身であるために何をしたらいいのか…2018/11/08