内容説明
場所を読み、場所を紡ぐ。具体的思考を巡る建築原論。
目次
1 場所の素景―風景との出会い(木陰の力;バルザックの像が拓いた視界 ほか)
2 場所の生成―空間の区分(空間のやわらかな区分―陰の力・空間の濃度と場所の暗示・覆いの暗示・床の暗示・距離の演出・場所の関係;空間と場の区分の二つのかたち/強固な壁と遠い距離―プロテクションの優位・プロテクションのかたち・場の遮断性・空間と場の強度ということ ほか)
3 場所の骨格―構築された場所(居場所の骨格/F・L・ライト;確かな場所/L・カーン ほか)
4 場所を紡ぐ―新たな風景へ(風景を解き、そして風景に返す/金山の火葬場;生活の多様と風景を結ぶ/箱根の家 ほか)
著者等紹介
益子義弘[マスコヨシヒロ]
1940年東京都生まれ。1964年東京芸術大学美術学部建築学科卒業。1966年同大学院修士課程修了後、同大学助手(吉村研究室)。1973年MIDI綜合設計研究所。1976年M&N設計室。1984年東京芸術大学助教授。1989年~同大学教授。主な作品:東玉川の家、仙石原の山荘、新座の家、金山町立中学校、金山の火葬場他。著書もあり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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