内容説明
九州の南、種子島に、ポルトガル船が漂着したのは、天文12(1543)年8月25日のことであった。世は、室町時代の末期、足利義明が将軍の時代であった。この日から、刀鍛治・金兵衛、息子の菊之助、その姉の若狭は、“鉄砲”と、運命をともにすることになった。日本ではじめての“鉄砲”製作に、藩の命運をかける、16歳の若き島主・種子島時堯。金兵衛一家の運命の糸は、“鉄砲”にあやつられていく。
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- 和書
- 蕪村 - 古今名吟の流れ
九州の南、種子島に、ポルトガル船が漂着したのは、天文12(1543)年8月25日のことであった。世は、室町時代の末期、足利義明が将軍の時代であった。この日から、刀鍛治・金兵衛、息子の菊之助、その姉の若狭は、“鉄砲”と、運命をともにすることになった。日本ではじめての“鉄砲”製作に、藩の命運をかける、16歳の若き島主・種子島時堯。金兵衛一家の運命の糸は、“鉄砲”にあやつられていく。