内容説明
芭蕉没後百年、低迷を続けた俳壇に、新風を吹き込んだ中興俳諧の中心人物蕪村の、多彩、豊饒な風雅の世界は、汲めども尽きせぬ魅力、今なお人の心を楽しませてくれる。古今名吟を折り込みながら時代背景の舞台の様相を如実に構成して、蕪村の作品の魅力を伝える。
目次
春(偏人と思わせた荷風と秋成;隠士が茶人 ほか)
夏(むかしの音聞かん;鴛の思い羽 ほか)
秋(侘人につのる寂寥感;歌舞伎の情景 ほか)
冬(二物配合の技両;漢語の活用の妙味 ほか)
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