内容説明
現代の形態論研究において盛んに議論されながら日本国内ではあまり取り上げられてこなかった、融合、補充法、ゼロ形態、虚形態、阻止、迂言法という6つのテーマを取り上げ、実際の言語現象を概観すると同時に、分散形態論とパラダイム関数形態論という2つの理論的枠組みによる分析を提示する。各理論の概説書としても最適。各章末に練習問題付き。
目次
第1章 はじめに
第2章 形態論への2つのアプローチ
第3章 融合
第4章 補充法
第5章 ゼロ形態
第6章 虚形態
第7章 阻止
第8章 迂言法
第9章 おわりに―今後の形態理論の展望
著者等紹介
乙黒亮[オトグロリョウ]
1977年大阪府生まれ。大阪大学文学部英語学専攻、エセックス大学大学院PhD。福井県立大学学術教養センターを経て、早稲田大学法学学術院教授。専門は形態論、統語論、言語類型論
田川拓海[タガワタクミ]
1979年沖縄県生まれ。筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業、筑波大学大学院人文社会科学研究科修了、博士(言語学)。現在、筑波大学人文社会系准教授。専門は形態論、統語論、日本語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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