出版社内容情報
チュルク語南西グループの語彙構造および統語構造について、全体像を概観し、理論的な諸問題を検討しつつ、今まで明らかにされていない言語構造の記述を試みる。第一部 トルコ語の構造/第二部 チュルク語南西グループの記述
チュルク語南西グループの語彙構造および統語構造について、全体像を概観し、理論的な諸問題を検討しつつ、今まで明らかにされていない言語構造の記述を試みる。第一部はトルコ語の複合語を中心とする文法の記述と、複合動詞と文法カテゴリーの態を巡る諸問題についての検討である。第二部はチュルク語南西グループに属する諸言語、主にアゼルバイジャン語、ガガウズ語およびカシュカイ語等の統語現象の記述が中心になる。特に、接触による言語変容の諸問題について焦点を当てた。
第一部 トルコ語の構造
1. 文法の概要
2. 語形成
3. 複合語
4. 複合動詞の分類
5. 非語彙的な複合
6. 補語編入と主語から目的語への繰り上げ
7. 主語編入についての心理言語学的分析
8. 複合動詞の文法化
9. 自動詞と他動詞
10. 使役と意味的曖昧性
第二部 チュルク語南西グループの記述
1. 言語と言語の接触
2. ガガウズ語とトルコ語の語順
3. アゼルバイジャン語、バルカン・トルコ語、ブルガリアン・ガガウズ語の語順
4. カシュカイ語のコピー統語法の特徴
5. チュルク語南西グループの統語法と言語接触理論
6. 結論
【著者紹介】
栗林 裕 (くりばやし・ゆう)
1961年京都府生まれ。1984年岡山大学文学部卒業,1988年~1990年文部省昭和63年度アジア諸国等派遣留学生トルコ・ボアジチ大学,1992年神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学,(博士(文学))。2008年~2009年スウェーデン・ウプサラ大学客員研究員(文部科学省派遣)。現在,岡山大学大学院社会文化科学研究科准教
授。
内容説明
チュルク語南西グループの語彙構造および統語構造について、全体像を概観し、理論的な諸問題を検討しつつ、今まで明らかにされていない言語構造の記述を試みる。
目次
第1部 トルコ語の構造(文法の概要;語形成;複合語;複合動詞の分類;非語彙的な複合 ほか)
第2部 チュルク語南西グループの記述(言語と言語の接触;ガガウズ語とトルコ語の語順;アゼルバイジャン語、バルカン・トルコ語、ブルガリアン・ガガウズ語の語順;カシュカイ語のコピー統語法の特徴;チュルク語南西グループの統語法と言語接触理論 ほか)
著者等紹介
栗林裕[クリバヤシユウ]
1961年京都府生まれ。1984年岡山大学文学部卒業、1988年~1990年文部省昭和63年度アジア諸国等派遣留学生トルコ・ボアジチ大学、1992年神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学、(博士(文学))。2008年~2009年スウェーデン・ウプサラ大学客員研究員(文部科学省派遣)。現在、岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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