内容説明
ヘッセが滞在した地を訪ね、深い関わりのあった人々へのインタヴューを試み、多くのエピソードもまじえつつ、各地の今の様子を伝えながら作家の姿を尊敬の念をもって浮かび上がらせる。随所に貴重な写真を、巻末にはヘッセ自身の作品も含めた絵画を収録。
目次
第１章 黒い森地方の小さな町で過ごした子ども時代―カルプ
第２章 正しい道を求めて―ゲッピンゲン、バード・ボル、シュテッテン、カンシュタット、テュービンゲン
第３章 故郷から解き放たれて―バーゼル
第４章 普通の市民、家長として生きようとした時代―ガイエンホーフェン
第５章 多彩な交友関係
第６章 シェック一家との交遊―ブルンネン
第７章 第一次世界大戦、ドイツ捕虜援護事務所での活動―ベルン
第８章 ヘッセは冷たい父親か？
第９章 新たな出発―モンタニョーラ
第１０章 ヘッセの生涯
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきえ
12
これは初めて読んだ。ヘッセの3男が自殺をしていたとは知らなかった。ヘッセにいちばんよく似ていたという。今まで書簡集などもたくさん読んできたけれど、それではわからなかったヘッセという人物に少し近づけた気がする。私も頑張って生きなければ、と思った。やっぱりヘッセは私の人生の師だ。あ～、ヘッセの全集が欲しい。2017/02/08
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