出版社内容情報
世を席巻した傑作『蟲師』が大判サイズで登場。描き下ろしカバーイラストで装いも新たに全10巻刊行中!
動物でも植物でもない、生命の原生体──”蟲”。時にそれはヒトに妖しき影響を及ぼし、人智を超えた現象をも呼ぶ。それらを調査し、それぞれがあるべき様を示す”蟲師”ギンコの果て無き旅路。この世はヒト知れぬ生命に溢れている。
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あわいの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
47
この巻の半分は“愛情”を巡る物語。単純には言葉にできない深い想い。冒頭『花惑い』の庭師の一族が桜の女に抱いていたのは、どんな想いだったのか。一途ではあるけれど、その想いは常人の言葉には出来ない想い。時として深くて捉え切れない強い想いは、人を暗闇に惑わす。仄かに暖かい、薄暗くて心地好い場所から人は離れられない。もしかしたら“棘のみち”も、そんな場所なのかも知れない。2021/04/18
aaiui
4
相変わらず本当に素晴らしい世界観!哀しい話が多かったなぁ。生きていないようなものを愛するひと、我が子が愛せないひと、中身がなくなってしまったひと。誰にも悪意は無いのに起こってしまう事象。2014/05/08
小手毬
3
今回のは結構ヘビーだった。こういうのもすき。 美しいけれど、残酷な。タブーな禁忌のような。人は悩み苦しみ葛藤の末に選択をする。 雷のお話が一番好きかも。悲しいけれど、それもまたこの親子にとっては良かった気がするんだ。物語は救いがあってほしいって思いがちだけど、現実はうまくいかないことの方が多いから。そちらの方がリアルに近い気がするんだ 人の、一族の、業っていうのは時に人を蝕む。 それでも進まなければならない道とはなんだろうか。 2014/05/07
たぬこ
3
人の業とは、なんと深く、恐ろしい…。2014/05/23
晴間あお
2
永遠の美と死の『花惑い』。自分を見つめ直す『鏡が淵』。母と息子の物語『雷の袂』。たましいの『棘のみち』。人の欲望や性質が蟲を通じて描かれている。その中で『棘のみち』はこれまでの物語とは違った感じを受けた。蟲師の多くは今と昔が編み込まれるようにして描かれているが、『棘のみち』は現在の戦いに焦点が当てられている気がする。このまま「禁種の蟲」との戦いを描き続ければバトルマンガになるなあ、なんて妄想してしまった。たまにこういう話しがあるのもおもしろい。2017/06/22




