知の対流<br> 都市のフィクション―知の対流〈1〉

知の対流
都市のフィクション―知の対流〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784792406110
  • NDC分類 904
  • Cコード C3390

内容説明

大阪市立大学大学院文学研究科では、COE21世紀プログラムに採択された「都市文化創造のための人文科学的研究」の一環として、二〇〇三年九月三十日・十月一日に国際シンポジウム「都市とフィクション」を、また翌二〇〇四年九月十四日・十五日に国際シンポジウム「都市のフィクションと現実」を、大阪市立大学学術情報総合センターにおいて実施した。シリーズ「知の対流」の第一巻と第二巻は、この二度にわたるシンポジウムを基礎にしつつ、その内容を拡充発展させ、新たに市販本形態の論文集として構成したものである。

目次

第1部 フィクションと都市空間1(あいまいな都市―梶井基次郎の作品における自己と他者;シェイクスピアとロンドン―エリザベス朝演劇とリバティ;ジュール・ヴェルヌにおける空想の都市)
第2部 フィクションと都市空間2(河竹黙阿弥と明治歌舞伎の犯罪地理;『荒地』における非現実の都市―教会の取り壊しと郊外の発展;前近代日本の都市文化と異界;実現されたユートピア―一九五〇年代以後の都市とウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』)
第3部 フィクションと時代思潮1(『女殺油地獄』のドラマ;江戸中後期における三都間の歌壇の対立;紀海音の俳諧;都市とモダニズム―大阪と阪神間を中心に)
第4部 フィクションと時代思潮2(新中国における表現の模索―張天翼『宝のひょうたんの秘密』をめぐって;説経の都市芸能化;十八世紀の都市に生じた異界としてのフリーメイソン―シュレーダーのフリーメイソン喜劇をめぐって;都市とニュージーランド文学の生長―ジャネット・フレイムの「ギブソン先生と物置小屋」)
第5部 フィクションの働き(補助線としてのフィクション)

著者等紹介

芝原宏治[シバハラコウジ]
関西外国語大学外国語学部教授

ドッド,スティーヴン[ドッド,スティーヴン][Dodd,Stephen]
ロンドン大学SOAS(東洋アフリカ学院)助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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