内容説明
三峰からなる独特の山容をもつ香春岳。南北約3.5キロ、東西約2キロ、周囲約9キロの小さな山ながら日本最大級のイワシデ群落をはじめ石灰岩地特有の好石灰植物や、その他の希少植物などその数、1200種にも及ぶ。50年に及ぶ香春岳研究の集大成。
目次
山の景観
植物群落(イワシデ群落;イワシデ群落の構成種 ほか)
四季おりおりの花(春;夏 ほか)
香春岳の変貌と遺構(草原からの二次遷移;自然環境を守る活動 ほか)
解説・資料(香春岳の成立;カルスト地形 ほか)
著者等紹介
熊谷信孝[クマガエノブタカ]
1936年、福岡県田川郡福智町(旧赤池町)上野に生まれる。1960年、岡山大学理学部生物学科卒業。1962‐1997年、福岡県立田川高等学校教諭。福岡県環境教育アドバイザー、日本自然保護協会自然観察指導員、KBC水と緑の委員会委員、福岡県生物多様性戦略専門委員会委員(2013年)、福岡県希少野生生物調査検討会委員(2001年)、田川市文化財専門委員、鞍手町歴史民俗博物館運営委員、福智町文化財専門委員、香春町サル対策協議委員会委員、香春町鳥獣害防止対策協議会委員、香春道草の会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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