内容説明
明治・大正・昭和の傑作小説101編を精選。書き出し、あらすじをすべて紹介し、作家紹介も充実した、目で見てわかる文学案内。
目次
明治の名作文学(吾輩は猫である・夏目漱石―ユーモアと批判精神;坊っちゃん・夏目漱石―まっすぐで短気な青年 ほか)
大正の名作文学(羅生門・芥川龍之介―都の闇に生きる;鼻・芥川龍之介―自分の姿と他人の目 ほか)
昭和の名作文学1(キヤラメル工場から・佐多稲子―貧しい勤労少女;放浪記・林芙美子―たくましさをもつ詩情 ほか)
昭和の名作文学2(潮騒・三島由紀夫―小島に生まれた恋;金閣寺・三島由紀夫―偉大な存在への愛憎 ほか)
著者等紹介
三木卓[ミキタク]
1935年東京生まれ。詩人・小説家。1967年、第一詩集『東京午前三時』でH氏賞、1973年、『鶸』で芥川賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
viola
5
読書メーター登録1500冊目は、私らしくないこの本でした。『世界の名作文学案内』よりもあらすじ紹介の漫画が多め。英文学専門なので普段は西洋文学ばかりですが、院を修了したらそろそろ日本文学にも手を出そうかなと。結論は、うん、やっぱり私は海外のほうが好き。載っているのは夏目漱石(物凄く苦手)からなので、古典を100年以上前に書かれたものと考えると(個人的にはそう考えてます)、古典はゼロということに。読みたいかなぁというのは、たけくらべ、野菊の墓、舞姫(既読)、高瀬舟、江戸川乱歩、ひかりごけ、他人の顔かな。2012/11/16
秋庭誠
2
【市立図書館】昔の名作とよばれる文学を短いマンガと文で紹介(一部作品は除く)した、本。読みたい作品もいくつかでてきて良かった。2012/08/07
KAZOO
2
中学・高校生徒用の近代日本文学の紹介をコミックをまじえて説明しています。かなり多くの作品を数ページ(2~6ページ)にわたってわかりやすくその作家・時代背景などを含めているので、通史としては非常にいいものであって私のような年寄りにとっても役に立っています。2012/04/15
きりだんご⭐️新潮部
1
●図書館2023/11/27
きのたん
1
今だったら、あぁ!これか、みたいにわかるところもあるかと思ひ再度読んでみた。今回はのんきな風呂と、お経を運ぶ話とトンネルの話がいいなと思った。あと、伊豆の踊子が意外にマトモな話だった。しかし日本文学は全体的に暗いんだけど。お気に入りの「薔薇」と砂の家はあったが、ブドウを渡してくる先生の話が見つけられなかった。なんでだろう??2017/11/26