内容説明
官家は朝廷の意味であり、大宝より以前の年号は大和朝廷ではなく、倭国の年号である…。発掘された「古風土記逸文」を読み解き、簒奪された九州王朝の実相に迫る。日本古代史像の再構築。
目次
第1章 那の津に日本の郡があった(古い地名「三宅」;宣化の詔勅とは ほか)
第2章 日の目を見た『筑前国風土記』逸文(確かだった宇美八幡宮の由緒;糟屋郡家は西北の地 ほか)
第3章 肥後の王権(貴重な証言『隋書』 ほか)
第4章 実在した九州王朝(「倭国」は九州王朝である;大和朝廷の「傍流宣言」 ほか)
第5章 倭国の年号(『日本書紀』の年号の怪;桓武天皇の詔勅と年号の本質 ほか)
著者等紹介
荒金卓也[アラカネタクヤ]
1932年、大分県に生まれる。福岡教育大学卒業後、糟屋郡中学国語教師として33年を過ごし、1990年退職。日本古代史研究は約30年になる
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