感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
59
北国津軽の冬。こたつやいろりのそばで、おばあさんは子供たちに昔話を語ります。いくら話しても「もっと」とせがむ子供たち。そこでおばあさんが語り出すのが、この「なんげえはなし」。津軽弁がとてもいい。抒情詩的な美しいリズム。太田大八さんの素朴な挿絵も郷愁を誘います。2019/09/04
円舞曲
25
素話のために借りました。果てなし話の津軽の昔話。かみなりさまのふんどしなど。2016/07/04
ナハチガル
13
あとがきによると、昔話に「果なし話」というカテゴリーがあり、子どもにせがまれて昔話をしていた語り手が、話すのに飽きてきたときにする話で、これを聞くと子どもも飽きてどこかに行ってしまうという。お話の中身とは別に「型」や「機能」があるというのは面白い。「津軽弁のまねをする必要はありません」とのことだが、やはりこれは津軽弁で聞いてみたい、と思ったらYoutubeに動画があった。語り口はすばらしい(ちょっと上手すぎるくらいだし、おばあさんであってほしかったけど)が、BGMがなぜサティ?。A。2016/06/19
らんどるる
7
図書館本。著者が幼い頃に、おばあさんから最後になると聞いた「果なし話」が7つ。津軽弁とのこと。自信の地元の言葉で語ってと。すごい数や長さのものが繰り返されるという話。覚えて素話として語るタイプかな??2019/09/03
憩子
7
あとがきに、それぞれの地方の言葉で語ってくださいと書かれていました。自分の言葉で語れるように、何度も何度も読みたいと思います。2019/02/12