文春文庫
天皇の世紀〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 501p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167773625
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0193

出版社内容情報

幕府の威信が揺らぐ一方、薩摩、長州、土佐の雄藩は、試行錯誤を続けながら近代化への助走を始める。全12巻、毎月順次刊行予定。

内容説明

長州、薩摩が国政の改革を求めて動き出し、土佐も第三の勢力として伸張する。今や諸侯は幕府の意を憚ることなく入京し、将軍家茂までもが上洛、朝廷が政事の一端を担っていることは明らかである。やがて下関戦争、薩英戦争が勃発。異文化との衝突のさなかで、人々は初めて“日本国家”という単位を意識し始める。

著者等紹介

大佛次郎[オサラギジロウ]
明治30(1897)年、横浜市生れ。本名・野尻清彦。大正10(1921)年、東京帝国大学政治学科を卒業後、鎌倉高等女学校(現・鎌倉女学院高等学校)教師となったが、翌年外務省条約局勤務(嘱託)に。13年、鎌倉の大仏の裏手に住んでいたことに由来する大佛次郎の筆名で、「隼の源次」、ついで「鞍馬天狗」シリーズ第一作「鬼面の老女」を発表、作家活動をはじめる。時代小説から現代小説、歴史小説、ノンフィクション、エッセイと、幅広いテーマとスタイルで多くの作品を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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