内容説明
学校の「教室」と、地域という「教室」とを結びつける総合的な学習のカリキュラムをどうマネジメントしていったら「生きる力」をつけることができるのか―カリキュラムの内容・方法上の「連関性」とこれを運営していく学校組織のウチの間と、ウチとソトとの「協働性」をうまく結び合わせてマネジメントしていくストラテジー（戦略）を明らかにする。
目次
教育改革における学校と地域との「架け橋」―「総合的な学習」の基本的視座
第１部 小学校における学校と地域とを結ぶ「総合的な学習」のカリキュラムマネジメント（カリキュラム構想の構築と年間指導計画策定のストラテジー；単元構成のストラテジー；授業実践―記録化の工夫 ほか）
第２部 中学校における学校と地域とを結ぶ「総合的な学習」のカリキュラムマネジメント（学校全体のカリキュラム構想と総合的な学習の構想；年間指導計画策定の視座とストラテジー；実施レベルにおけるストラテジー ほか）
第３部 アメリカ型の「総合的な学習」との比較―サービスラーニングの基軸とストラテジー（サービスラーニングがもつアメリカ的意義と日本の総合的な学習との比較；サービスラーニングと学校改善の過程―協働化；カリキュラムの内容上の連関性と学習過程 ほか）
著者等紹介
中留武昭［ナカドメタケアキ］
九州大学大学院人間環境学府研究院教授。学校改善論、教育課程経営論、学校指導者論などを中心に教育経営学が専門。教育学博士。文部科学省研究開発学校企画・評価委員。これまでに、日本教育経営学会会長をはじめ、アメリカ・ウィスコンシン大学、ワシントン大学、南フロリダ大学などでの客員研究員、国立教育政策研究所客員研究員などを兼任。また、現在、日本教育経営学会、日本カリキュラム学会、日本教育行政学会、日本教育制度学会などの各理事、九州教育経営学会会長
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