内容説明
自由民権論の見直しと再構築。自由民権運動をニュー・メディアとしての新聞、演説というパフォーマンスなど新しい政治文化から見直すことで、政府との闘いと敗北の歴史と捉えられてきた旧来の自由民権像に大きく変更を迫る意欲作。書下し。日本近代史の必読基本図書。
目次
日本における新聞のはじまり
戊辰戦争と新聞
文明開化期の新聞
新聞の転回―「建白書」前後
新聞と政治権力の鬩ぎ合い
吹き荒れる筆禍の嵐のなかで
演説のはじまり
演説の普及と規制の開始
政談演説会の隆盛と雄弁家たち
1881年の政変―新聞と演説会が演出した政変
新しい政治文化の誕生



