内容説明
韓国語学習歴30年、韓国人写真家と結婚、大家族の韓国家庭に揉まれて18年。「韓国生まれの韓国人」だと間違われるほどの実力の持ち主である著者をもってしても、いまだにちょっとした言い回しに驚くことがしばしば。見知らぬ子どもに「イモ」と呼ばれたり、雨の日はなぜかチヂミを食べたり。日々の不思議をくぐり抜けて韓国語を磨いた過程を、ユーモアと愛情たっぷりに描いたエッセイ集。
目次
1 なんとお呼びしましょうか
2 さすが「孝」の国
3 食卓の足が折れるほど…
4 ハングルの迷宮
5 体が痛い、心が痛い
6 これぞ韓国人気質
著者等紹介
戸田郁子[トダイクコ]
愛知県豊橋市に生まれる。韓国の文化や時事問題を中心に取材する編集者、著述家。学習院女子短期大学卒業後、1983年より韓国に留学。延世大学韓国語学堂、高麗大学史学科で学ぶ。ライター、編集者として日韓で活動し、1991年に韓国人写真家と結婚。国際結婚にいたるまでの顛末、韓国大家族主義との遭遇を描いたエッセイ(『ソウルは今日も快晴』講談社文庫)が韓国でベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
5
発刊は2006年とのことなので、一昔前の韓国の様子であることを踏まえて読んだ。おそらく今はまた違った社会や人間関係、使われていない言葉などもあるのだろうが、もちろん変わらないことも多いだろう。日本語を母語話者とする著者の視点からの違和感や不思議感が共感しやすくて、とても面白く読めた。最も心に残ったのは「愛」という表現が、日本語話者が考えているものとはかなり違い、もっと範囲が広くて大きい意味であること。日本語で言えば「情」ではないか、というのが著者の感覚。自分も感じてみたい。2022/04/26
KUMA0504
1
韓国に嫁いだ著者の韓国語エッセイである。持ち運び便利。ハングル勉強にちょうど良い。ハングルが載っている文庫は貴重です。学習になる。2010/04/25
Sachiko
0
韓国語学習者にはおすすめです。日本と似ているようで、やっぱり違う韓国の庶民の暮らしが見えて来ました。2016/12/31
みどり
0
韓国語は始めたばかりの超初心者で、この本に登場する言い回しを活用できるゃうな段階にはないけれど、韓国の人々がどのような考え方をして、どのような社会生活を送っているのか楽しく覗くことができた。日本と韓国、似ているようで、全然違う。2013/03/20
Keiko Fuse
0
http://blogs.yahoo.co.jp/k_compagnia/52734560.html2010/09/04
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