内容説明
北朝鮮のミサイルは防げるのか?日本のテロ対策は大丈夫なのか?イラクに自衛隊を派遣すべきだったのか?「国防はギャンブルではない」そう語る第65代防衛庁長官・石破茂が唱える、新しい形の「国防論」をわかりやすく漫画化。日本の危機管理の現状がわかる珠玉の一冊。
目次
今そこにある危機
テロを防ぐには
イラク戦争とは何だったのか
著者等紹介
石破茂[イシバシゲル]
衆議院議員。第六五代防衛庁長官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eradist
10
民間ではできない国の安全を守るための国防についての石破の考えが漫画でわかりやすくまとめられている。例えば、ミサイル迎撃装置を置くべきか否かという議論には、ミサイルの修理にどういうものがあって、どういう仕組みで打ち落とすのか、またそのための法律の根拠などについての見解が求められる。安保や中国、北朝鮮との問題については本書が書かれてだいぶ経つけど状況はあまり変わっておらず今でも参考になる。2020/12/06
白義
10
基本的には書籍版国防の話をよりわかりやすくするために、漫画家によるオリジナル仮定ストーリーなんかも追加したまさに入門版。ちょっと煽りが多いというか描写にその手のやらしさがある点はその通りだが、まあガッツリ政治関係者が手がけた漫画なんか体制だろうが反体制だろうがプロパガンダになるに決まっているのでそこはあまり深くは気にしない。強いて言うなら原作者による石破氏というより漫画家の原氏のアクが出すぎた感がある。装備の問題、法の不備、国防体制のちぐはぐさなど書籍版でもあった論点をさらっとだけ知るには悪くないだろう2015/10/04
まる@珈琲読書
6
★★★★★ ■入門編として丁度よい。最近の北朝鮮のミサイルの脅威に対し、国の通知によると、「Jアラートがなったら、堅牢な建物か地下街に避難してください」。田舎にはどちらも見当たらない。発射から10分以内に着弾するらしいが、Jアラートから着弾までどれほどの時間があるのだろう。イージス鑑とPACー3の迎撃能力はいかほどなのか?隣にミサイルを撃ってくる国があるのに自衛隊反対とか言ってる場合ではなく、真剣にあり方を考えないといけないと思う。自分が何かできるわけではないけど国民として知っておいた方がいい話だと思う。2017/07/01
今野 富康
3
ちょっと古いのと、ところどころ変だと思ったが、日本に関連する軍事的な環境をざっと知るにはいい本。個人的には、日米安保の下りが引っかかった。日本が基地を提供する代わりに、アメリカは防衛の義務を負う。と書かれているにもかかわらず、直後に「本当に動いてくれるかどうかは、信頼関係次第」とある。それって、義務じゃなくない?その他、ミサイル防衛について?なところや、国益>基本的人権と受け取れるような記述もあり、ツッコミどころも結構あった。が、ざっと概観するには良いと思う。入門ってうたっているし。2015/09/07
yk
2
スキマで。さらっと読めてよかったです。この通りにされたら今でも危ないのでは?と不安になりました。この前も実験してましたしね・・・。2016/02/10