出版社内容情報
エンジニアに向けカオスエンジニアリングの概要と行動原則を解説!
カオスエンジニアリングとは、本番稼働中のサービスにあえて擬似的な障害を起こすことで、実際の障害にも耐えられるようにする取り組みです。マイクロサービスや分散技術に移行するにつれて、システムの複雑さが増していますが、カオスエンジニアリングによって脆弱性を発見し、顧客に影響を与える前に停止を防ぐことができます。本書は、エンジニアに向け、ビジネス目標を達成するために最適化を行いながら複雑なシステムを運用する方法を示します。
内容説明
カオスエンジニアリングの理論と原則、実践方法を詳述。Netflixでカオスエンジニアリングチームを立ち上げた先駆者による執筆。Slack、Google、Microsoft、LinkedIn、Capital Oneでの事例を解説。
目次
イントロダクション:カオスの誕生
第1部 舞台準備(複雑なシステムとの出会い;複雑なシステムの舵を取る ほか)
第2部 原則の実践(Slackの惨劇シアター;Google DiRT:災害からの復旧テスト ほか)
第3部 人間的な要素(先見性を生み出す;人間的なカオス ほか)
第4部 ビジネス要因(カオスエンジニアリングの費用対効果;オープンな心、オープンな科学、そしてオープンなカオス ほか)
第5部 進化(継続的ベリフィケーション;サイバーフィジカルで行こう ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大臣ぐサン
1
日本でカオスエンジニアリング本気でやってる企業なんてあるんかな。2022/11/28
Go Extreme
1
カオスの誕生 舞台準備: 複雑なシステムとの出会い 複雑性についてじっくり考える 複雑性との遭遇 複雑性と立ち向かう 複雑性を受け容れる 複雑なシステムの舵を取る 原則の実践: Slackの惨劇シアター Google DiRT:災害からの復旧テスト 人間的な要素: 先見性を生み出す 人間的なカオス ビジネス要因: カオスエンジニアリングの費用対効果 オープンな心、オープンな科学、そしてオープンなカオス 進化: 継続的ベリフィケーション サイバーフィジカルで行こう 2022/07/13
Q
0
多数のサーバを束ねて巨大なサービスを提供する時に故障を許容して運用する手法を適用する体験談集。Linuxサーバの障害解析の業務につくことになったので知っておいた方が良いと手に取った。思ったより心構えのようなふんわりした話題が多かった。故障を許容するのは良いのだがその解析の話は本書のスコープ外だったようだ。2023/05/03