内容説明
昭和二十年十二月、福建省前門市。引き揚げ集団の喧騒に巻き込まれ、中国人に生後間もない娘を預けざるを得なかった一人の寡婦。五十年の歳月を経て、残留孤児の中に娘を見出した時、彼女の選択は…。くやし涙が指の間からこぼれ落ちる…激動の時代を生き抜いた女の戦後史。
著者等紹介
池田重之[イケダシゲユキ]
1933年台湾基隆市生まれ。日本大学法学部、法政大学文学部卒業。千葉県で小・中・高校教員、中国抗州大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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