内容説明
なぜ、スナック菓子おいしいのか?知らず知らず、とりこになっている人をはじめ、食べたくてどうしようもない人もいれば、やめられなくて罪悪感に苦しむ人も…人を「やみつき」にさせる危険な力をもつ食品と、われわれはどう付き合っていけばいいのか。
目次
1 「真夜中に“飲むように”食べたい」
2 おいしいというより気持ちいい!
3 「毒」ほどストレスを癒やしてくれる
4 やめられないのにスリムだから怖い
5 「ポテチ依存症」にならないためには?
6 子どもの健康と味覚が危ない!
著者等紹介
幕内秀夫[マクウチヒデオ]
管理栄養士。東京農業大学栄養学科卒業。フーズ&ヘルス研究所主宰。その土地ならではの食文化を生み出した風土・文化・歴史などを調査し「FOODは風土」を実感、提唱。帯津三敬病院において食事相談をおこなうほか、全国各地の社員食堂や学校給食の改善活動にも奔走中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
150
図書館本。ソフトドラッグと称しタバコやアルコールなどと同じく依存性があると。確かに食べ始めると止まらない。ただ必要悪としても説明しており、まぁ適度に・・と言うことかな。2018/02/11
マエダ
74
タバコや酒はコミュニケーションのツールとして使う言い訳ができるがポテチ依存は救えない。性の貧困化にも繋がっているとのことで深刻である。2017/12/20
ラテちゃん
41
全国のポテチ好きの皆さんに朗報です。ポテチは止めなくても大丈夫。だけどポテチのことをもっと知ろう!甘味、旨味、脂肪、塩味という人間が本能的に好む”うまみカルテット”を含むポテチを始めとするスナック菓子は人の脳をすっかり虜にしてしまうソフトドラッグである。一方で筆者は何かに依存して生きるのが人間であるという前提に立ち、ポテチを食べることを否定はしない。食事をきちんととること。ポテチを食事代わりにしない。依存症になる恐れがあることを認識しながら用心してつきあうこと。2018/02/25
姉勤
41
麻薬や薬物、飲酒、喫煙等を強い依存症を招く「ハードドラッグ」と例えるのに対し、スナック菓子や清涼飲料水、軽食志向が「ソフトドラッグ」として依存症を引き起こし、中長期的に心身を蝕む。具体的には本書を読んでもらいたいが、女性と子供はより注意。読後の印象は、健康や善悪そして幸福が企業のコマーシャリズムによって左右されている方が、よっぽど病人を増やしていると感じざるを得ない。自分は喫煙者ではないが、マナーやエチケットで済むものさえ忌諱する嫌煙ファシズムには辟易している。ちなみにヒトラーは禁煙を強制したという。2014/05/10
スノーマン
36
喉も渇くし唇も荒れるしで、私はそこまで食べないけど、確かに好きな人は好きなスナック菓子。子供達もやはり本書に書いてあった『ハトが餌に群れるように』食いつくんだよなぁ。少し怖い。ちゃんとしたご飯さえ食べてれば、少量のスナック菓子は許されるんだろうけど、こうして小さな頃からこの濃厚な味に慣れ親しんで、コンビニ行けば気軽に買えるって環境を作ってる私たち大人の責任は重いなぁ。アルコールやコーヒーなどと同様に、ほどほどのお付き合いができるように育てていかねば…。2015/07/21