目次
序 風になった青年―立原道造の身体感覚
第1章 詩人の原風景
第2章 建築への志向
第3章 生成する建築イメージ―『方法論』
第4章 信濃追分での詩作と、浅間山麓の別荘建築群
第5章 芸術家コロニイの構想と設計
第6章 ヒアシンスハウスの世界
結 遠景としてのヒアシンスハウス
著者等紹介
岡本紀子[オカモトトシコ]
神戸市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修士課程文化動態論専攻修了。2014年より立原道造の詩と建築を研究。下地由希子名義で詩・物語・絵本に関する催しの企画や公演をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
11
立原道造はもちろん詩人として知られている人物ではあるけれど、優れた建築家として着目されることが多い、ということを今更ながら再確認することになった。本書は建築家としての立原の側面を詳細に丁寧に紐解きながら、当然ながら詩についての考察も含めて綴られており、著者の立原への愛情が充分に伝わる内容となっている。ソネットや散らばる言葉を音楽・音の響きという面から分析しているのも興味深く、とにかく調べて研究されていることが伺える。現代の立原研究において(これまでの研究書とも引けを取らない)名著。2026/05/27
cocomero
1
夭折の詩人・建築家立原道造が主に詩と建築の創作を通して思い描いた「風景」ひいてはそれを支える「建築」について、彼が残した建築案や詩作品を丁寧に分析しながら論じられる。まさにその「建築」を建築や詩などの各観点から見出し、それら全てに通底する部分を抉り出し、その部分こそ、立原という作者に固有の「風景の建築」なるものの本質として提示される。それは、作者としての自身のみならず、作品に触れた他者の思いや印象また意見をも受け止め吸収し、多様性つまり「風景」を保証する「空洞」として健気にたつ立原という「身体」である。2021/12/04
takao
0
ふむ2025/09/06
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