内容説明
インテリア、テキスタイル、フード、いつも自然とともにある暮らし…“ふつう”がすてきな暮らしのコツ。森と湖、デザインの国のリアルライフがまるごとわかる!デザインミニガイド+ヘルシンキ&ラップランド観光ミニガイドつき!
目次
1 フィンランドの家(ヨハンナとエーロの家;ミンナの家;サーラの祖父母の家 ほか)
2 フィンランドの食卓(いつもの食卓;フィンランドのキッチン;パンが大好き! ほか)
3 わたしたちが好きなこと(森で過ごす静かな時間;長くて寒い冬;ムーミンたち ほか)
著者等紹介
ルーッコネン,モニカ[ルーッコネン,モニカ] [Luukkonen,Monika]
1971年生まれ。作家、翻訳家、著作権代理人。フィンランドの電気通信メーカー・ノキアのマーケティング担当としてフィンランドと日本を往復したり、日本企業の仕事で日本に滞在したりといった経験をもつ。2000年より翻訳家、作家としての仕事をはじめ、現在は「Monika Luukkonen Literary Agency」を経営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
emi
35
フィンランドの普通の人々の暮らしについての本。インテリアを始め、庭、サマーコテージ、食卓、森、そして手編みの靴下の作り方まで☆冬の寒い時期はラグや寝具を外で干すことでドライクリーニングすること(寒気でダニなどが死滅する)、質の良い国産の生活用品を使って家族で受け継いでいくこと、冬の間はビタミンD摂取が推奨されるため牛乳に添加されていること、室内スリッパを使わず手編みの靴下をはいて過ごすこと…。知らない事もたくさん。でもフィンランドと日本は少し似ている。レシピの「ヤンソンさんの誘惑」という料理を作ってみよう2015/05/01
ゆずな
18
たくさんの素敵な写真と温かい文章でブランケットに包まれているような読書感。フィンランドのインテリア、ライフスタイル、料理、伝統、といまのフィンランドを垣間見ることができた。当初のmarimekkoとムーミンというイメージに、アラビアとイッタラの食器、そしてサウナに森とフィンランドに関する知識が少しは増えたかなと。森や湖の自然、白夜や極夜という特徴的な天候に溶け込む生活に憧れる。旅気分というかホームステイ気分な一冊だった。2021/12/11
ののまる
13
灼熱の日本で今読むと、表紙のような毛布にくるまる姿にあこがれる…寒いの苦手だけど。2015/07/26
nemunemuanyo
9
フィンランドは森の国で 誰もが森を自由に利用できる 例えば森でキノコを採取したりハイキングやオリエンテーリングも楽しめる インテリアで目をひくのはファブリックの使い方だ 伝統工芸であるルイユラグと呼ばれるラグを壁に飾ったり日本でも人気のマリメッコの布を効果的に取り入れている びっくりしたのはキッチンにベリー用の冷凍庫があること 森で野生のベリーを摘むのが日常的だからだ ちょっと羨ましいな そんな暮らし 他にはサウナが必需品だそう フィンランド人は合理的なので庭には食べられる樹を植えるというのもいい2020/09/13
Acha
9
イメージ通りのラブリーな暮らし。写真も綺麗なのでパラパラしてるだけでとても楽しい。・・・まあ私の中のフィンランドって、決してこの本やかもめ食堂に満ち満ちるハッピーカラーではなく、むしろカウリスマキの哀愁や独特のテンポだったはずで、旅した小さな町ではそんなほの昏さも思い出したりした。デザインは自分たちのアイデンティティなんだ、とフィンランド人に言われたことがある。陽であれ陰であれ、魅力ありありなんだよなあ。2015/09/12