出版社内容情報
顕著でユニークな成果を上げている関西の3つの学校現場を詳細に報告し、どのような考え方や活動が成果に結びつくかの具体例を提示、さらに、「力のある学校」論を様々な角度から理論的に分析する。いま、教育と学校の希望を熱く語る。
内容説明
教育格差が深まるなか、「効果のある学校」を研究してきた著者たちが、X県の学校の実地調査にもとづき、「すべての子どもたちをエンパワーする学校」(力のある学校)の可能性を探究する。
目次
「効果のある学校」研究の日本的展開
1 分析編(学校の力―「効果のある学校」の量的分析;「効果のある学校」に学ぶ子どもたち ほか)
2 事例編(「つながり」を力に―D小学校;システマティックな学校づくり―Y中学校 ほか)
3 理論編(相互に高めあう協働的な教師文化の構築―「力のある学校」研究を踏まえて;生活と学びを共有する子ども集団づくり ほか)
4 展開編(学校効果の新たな分析手法の確立に向けて;「力のある学校」におけるインクルージョン ほか)
著者等紹介
志水宏吉[シミズコウキチ]
1959年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門分野は教育社会学・学校臨床学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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