内容説明
大規模な日中共同研究により、ミクロデータを数量的・科学的に分析し、外資系企業が地域経済や産業に与えた影響等を評価。さらに、WTO加盟後の対外開放政策や外資政策の課題と展望を、具体的かつ体系的に提言。
目次
第1部 中国開放政策の沿革と地域経済に与えた影響(中国対外開放政策の沿革;大連経済技術開発区のインフラの整備状況と優遇政策動向;大連を中心にした外資系企業の進出状況;大連経済技術開発区の周辺経済への影響)
第2部 日本企業が中国の産業組織に与えたインパクト(中国における分業型生産組織の有効性について―大連に進出した日系企業の活動を中心に;品質管理に関する日中企業間の比較分析―フォークリフト産業における事例研究;大連日系企業における経営管理;中国の日系企業における中間管理職の昇進と賃金 ほか)
第3部 日中間の経済政策の収束と展望(中国の経済開放政策と外資;環渤黄海経済圏の形成と大連の今後の発展)
日本の構造改革と中国の改革
著者等紹介
橋本介三[ハシモトヨシゾウ]
1942年大阪府大阪市に生まれる。1966年同志社大学経済学部経済学科卒業。1968年大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了。1983年岡山大学経済学部教授。1992年大阪大学教養部教授。現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授・岡山大学名誉教授。専門は産業組織論(オーストリア学派)・地域経済・都市計画。経済学修士
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