出版社内容情報
仕事に悩むアパレル店員・十野紡希(29)は《魔法が使えるパーソナルスタイリスト》有馬祐介に憧れ、彼のサロンに転職する。けれど出社した紡希を待っていたのは、超絶不愛想な祐介と個性的なお客様方で……!?
内容説明
将来に悩む、服好きのアパレル店員・十野紡希(元ギャル)は、超売れっ子の“パーソナルスタイリスト”有馬祐介が経営するサロン“ラルゴ”への転職を決意する。個人を相手に真摯なスタイリングを行う祐介の仕事に魅力を感じた紡希だったが、期待に胸を膨らませ出社すると、超無愛想な祐介にいきなり「クビ宣告」を受ける。しかも、それぞれ違う悩みを抱えたお客様方が待っていて…!?「なりたい自分の姿に変身して、無敵になって欲しいんです」新米パーソナルスタイリストの、人生を明るくするお仕事物語スタート!
著者等紹介
紅原香[ベニハラカオル]
宮崎県出身。2014年、『東夾怪奇案内 自称小説家蔦市伊織の事件簿』(廣済堂出版)でデビュー。ゲームシナリオライターとしても活躍。数多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
108
第一話でまず結構感動したんだけど、最終話でびっくり。有馬さん、可愛すぎる。。たしかに、紡希さんのまっすぐなところ、いいよね。続きが読みたいです。2021/08/14
坂城 弥生
45
私自身ファッションは全然知らないけど、自分の好きな服を着ることで輝く人達の話で面白かった。2022/01/16
よっしー
24
図書館で見かけた一冊でしたが、面白かったです。その人個人を見て、服をおすすめする。パーソナルカラーや、体型から似合う服装があるとは知っていますが、中々自分の好みと似合うものがマッチする事って少ないですよね。自分の好きを大切にしつつ、似合う着こなしをおすすめする。私もしてほしいなと思いながら読んでいました。有馬さんのオンオフ切り替えも読者としては面白いですが…働くとなると大変かもですね(笑2021/12/30
むつこ
18
「パーソナル」スタイリストに転職した主人公、毒舌な経営者の有馬に驚きながら大好きな洋服をセレクトする。あとがきによるとコロナ禍でこの小説を作成とのこと。「永遠にこれが続くわけではないと思います」の言葉から願いをこめて執筆したそうです。うん、伝わってきた、洋服選びって楽しい。2024/09/17
ミド
6
好きな服が着たいという気持ちはとてもよくわかる。体型タイプやパーソナルカラーとか知りたいけど、こういう所に仕事として依頼するのはどうなのだろう。おいくらぐらいなのかなと気になってしまった。都内じゃないと成り立たない商売だよなあ。タイトルは仕事内容を表しているだけでなく、ラストにつながるのもとても良かった。現代お仕事ものとしてとても興味深かったので、中華後宮にならなくて本当に良かった。流行りに乗らずこの作者さんはこの路線で行って欲しい。2023/09/20