感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
29
東が批評空間と決裂する布石となった「トランスクリティークと(しての)脱構築」が所収されています。何が議論されているのかよく分からず、ジャーゴンが飛び交っているという印象です。大雑把につかめるのは、若手有望株であるはずの東が後の『存在論的、郵便的』を紙上で完結させたにもかかわらず、ほとんど批判にさらされているということです。その批判をド・マンがどうだ、ドゥルーズがどうだと年長者がやっているだけで、所詮、世界は何も変わらない。後にサブカル批評をはじめるのも、せせこましい議論に嫌気がさしてのことだと得心します。2020/04/10
non
1
「トランスクリティークと(しての)脱構築」を読む。2012/06/04
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