内容説明
眠りから覚めて30年―。噴火はどのようにして起きたのか。再び起こるのか。御嶽山の地中で何が起こっているのか。噴火のメカニズムと観測・防災・山ろくの今を探る。
目次
序章 長年の眠りから覚めた79年噴火
第2章 目覚めから30年―西部地震と2回の噴火
第3章 火山活動とメカニズムを探る
第4章 火山災害を考える―御嶽山と国内外の事例から
第5章 火山観測をめぐる現状―警戒レベルと観測の現場
第6章 御嶽山とともに生きる―山ろく自治体の今
著者等紹介
木股文昭[キマタフミアキ]
1948年岐阜県生まれ。岐阜大学教育学部卒業、現在名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山・防災研究センター教授。火山噴火予知連絡会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
21
4年前の本。亡くなった方が本書を読んでいれば少しは違った意識でアプローチしていたかもしれない。水蒸気爆発とは限らず、大規模噴火のマグマ噴火の事例が08年度版火山防災マップが冒頭に掲載されている。これは初めてみた。地元住民には全戸配布されたのかどうか? このマップは王滝村だけリンクされ、木曽町と下呂市は掲載されていない(112頁脚注)。岐阜県の提供だからか。これは過去9万年―2万年の実績を元に描かれている。異常が検出できない監視体制に頼ること自体が致命的な欠陥(20頁)。 2014/10/15
まさマット
0
御嶽山の噴火があったので過去の資料を読んでみた。著者は問題点を指摘しているが改善されぬまま犠牲者を出してしまった。何がいけないのた゛ろうか?今後同じ間違いが起こらないに祈りたい。2014/11/11