出版社内容情報
1984年に、同じ福島県で生まれ育った二人が、難病、311、原発、社会変革などをキーワードに、6人のゲストと語り合う!難病体験を綴ったエッセイ『困ってるひと』が大好評を博した大野更紗(おおのさらさ)。
福島の原発を通して、中央と地方の関係に切り込んだ『「フクシマ」論』が高く評価された開沼博(かいぬまひろし)。
同じ1984年に福島で生まれた注目の若手論客二人が、「3・11」「原発」「難病」「オウム」などを切り口に、6人の識者と語り合う!
※本書は、文庫オリジナルです。対談および鼎談は、2013年1月11日?9月17日に行われました。
大野 更紗[オオノ サラサ]
著・文・その他
開沼 博[カイヌマ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
難病体験を綴ったエッセイ『困ってるひと』が大好評を博した大野更紗。福島の原発を通して、中央と地方の関係に切り込んだ『「フクシマ」論』が高く評価された開沼博。同じ1984年に福島で生まれた注目の若手論客二人が、「3.11」「原発」「難病」「オウム」などを切り口に、六人の職者と語り合う!
目次
対談 大野更紗×開沼博―大野更紗と開沼博のつくりかた
鼎談(難病でも生きてていいんだ!(川口有美子(日本ALS協会理事))
日本人の一万分の一が立ち上がれば、社会は変えられる(駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表理事))
原発にいちばん近い病院に移籍して(小鷹昌明(南相馬市立総合病院医師))
この国の人たちは、もっと自分に絶望したほうがいい(森達也(映画監督・作家))
「システムを変えてから」じゃ、間に合わない(茂木健一郎(脳科学者))
筑紫哲也的なるものの行方(金富隆(TBS報道局チーフディレクター)))
著者等紹介
大野更紗[オオノサラサ]
1984年、福島県生まれ。作家。明治学院大学大学院社会学科研究科博士前期課程在籍。上智大学在学中にビルマ(ミャンマー)難民に出会い、支援活動に没頭。同大学の大学院に進学した2008年に自己免疫疾患系の難病にかかり、現在も闘病中である。発病から退院までをユーモア溢れる筆致で綴った『困ってるひと』(ポプラ社)で、2011年6月に作家デビュー。同作で、「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞
開沼博[カイヌマヒロシ]
1984年、福島県生まれ。福島大学特任研究員。東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍。専攻は社会学。福島の原発を通して、中央と地方の関係に鋭く切り込んだ修士論文が、『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)として2011年6月に出版され、毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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