内容説明
戦後憲法学に一貫した論理のもとに異を唱えつづけたラジカルな論客が平成2年の大嘗祭の意義を明らかにする。あわせて「開かれた皇室論」の迷妄を撃つ!
目次
戦後憲法学、敗れたり―序にかえて
第1部 皇位継承儀式の憲法論(憲法第1条は伝統―「天皇」の意義について;朝日新聞の非常識―政教分離論批判)
大嘗祭の実現に向けて(大嘗祭―今日の状況と実現までへの課題;大嘗祭とは何か―その意義と構造)
「開かれた皇室」論への意議(神のごとき天皇―皇室は「開かれ」てはならない;もう一つの「ライシャワー論」)
戦後憲法論への疑問(「憲法前文」削除のススメ;「象徴」とは何か―その積極的意義;憲法雑感―折にふれて)