内容説明
日本人にとって水は神聖な信仰対象であり、恐れであり、共同体の絆であった。水を通して、日本人の精神風土を探る。
目次
第1章 「水に流す」思想はどうできあがったか(水が果たした清浄機能;日本人の中にある禊思考)
第2章 「水に流す」は民衆の知恵(水が結ぶ共同体;水に見る人の心)
第3章 「水」を敬い、利用した日本人(水にまつわる信仰;水利用に通じていた日本人)
第4章 多湿が生んだ日本文化(水気の演出に美を感じる;多湿との闘いが生んだアイデア)
第5章 「水に流す」共同体の発展はあるか(江戸の商家に見る擬制家族の知恵;現代に息づく共同体精神)
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