テント

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  • サイズ 46判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784870971424
  • NDC分類 934
  • Cコード C0097

内容説明

「サロメは踊り子」「猫ちゃん天国に登場」他。『テント』に収められたカジュアルで深淵な短編メタフィクションが、日常性の中に潜む幻想と神秘の迷宮へ読者を誘う…。

目次

1(人生の物語;着るものの夢;瓶 ほか)
2(冬物語;半ば神がかりになるのは難しい;サロメは踊り子 ほか)
3(ホレイショのバージョン(物語)
逃亡中の丸太王
より速く ほか)

著者等紹介

中島恵子[ナカジマケイコ]
神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。大阪成蹊大学教授、関西学院大学非常勤講師を経て、現在、英文学研究者

池村彰子[イケムラアキコ]
関西大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大手前大学助教・研究員を経て、現在、近畿大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

106
『侍女の物語』はすごく長いのに、これはどれも2~4ページほど。ショートショートの連続は読むのがつらくて、半ばでギブアップします。アトウッドの長編はあんなに入り込んじゃうのに…。2018/04/26

mii22.

56
アトウッドと読者が創造空間を共有し作品が完成する創作への思いを実験的なテクニックで具現化したとされる短編集。神話や古典文学作品をアトウッド流にアレンジしたものなど興味深く、未来を憂い過去から学ぶことをしない現在の社会に警鐘を鳴らすような、またなんらかのメッセージを発するような、ぼんやりとだがそんなことを感じた。また作者の考えを今の私にはまだ捉えることが出来ないものもあった。私が思ったことは、この実験的作品から今後のアトウッドの新しい作品が生まれていくのだということ、種が蒔かれたのだということ。2019/10/16

タカラ~ム

11
「侍女の物語」で知られるマーガレット・アトウッドの短編集。ひとつひとつの物語が、読者に語りかけているように書かれていて、アトウッドと対話しているような感じになる。彼女が何を考えているのか。彼女が何を求めているのか。作家の思索や作家の創造性に対しての意見を求められているような感じになる。訳者あとがきにもあるように、実験的な作品である。2018/03/12

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