内容説明
4世紀から6世紀の大和朝廷と朝鮮半島の内乱は、まだ未解決の課題が多い。この著は詩歌・大伴連一族系図・中原遺跡・桜馬場遺跡・豊日別神社・赤幡八幡神社・百済の武寧王陵・馬門石の植山古墳から肥前に伝わる6世紀の悲恋伝承を再考し、仮説を提示する。
目次
第1部 松浦/佐用姫(鏡山と野村望東尼;文学作品に引用された松浦佐用姫 ほか)
第2部 大伴/狭手彦(大伴連の系譜;大伴連の家系図 ほか)
第3部 豊国の豊前(福岡県)(豊前行橋市の「草場神社」(別名「豊日別宮」)
赤幡八幡宮と広幡八幡宮 ほか)
第4部 武寧王墓と馬門石石棺(加唐島と百済の武寧王;熊本県宇土半島馬門石石棺と植山古墳)
著者等紹介
荻野忠行[オギノタダユキ]
1939年生。九州大学文学部卒。宮崎県立・福岡市立高校教諭。教頭。福岡市教委高校担当主席指導主事。福岡城四百年記念実行委員。藤香会。鴻臚館・福岡城跡歴史・観光・市民の会。郷土史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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