内容説明
内需主導の成長モデルとは?バブル崩壊後の政策ミスを取り返す、日本復活への処方せんはあるのか。「失われた20年」を検証する。
目次
1 日本経済“停滞”の元凶
2 一人目―デフレ脱却の芽を摘んだ橋本龍太郎
3 二人目―財務官僚は無知なのか?
4 三人目―日本の危機に日銀総裁は何をやっていたのか
5 四人目―小泉改革は日本に何をもたらしたのか
6 五人目―竹中平蔵の過ちと日本が抱える真の問題
7 六人目―FRB前議長グリーンスパンの失敗
8 七人目―いつか来た道へと歩み出す鳩山政権
9 日本経済再生への施策はこれしかない
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
作家、経済評論家。1994年東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめ、NEC、日本IBMなどに勤務後、中小企業診断士として独立。2007年、インターネット掲示板「2ちゃんねる」での韓国経済に対する分析、予測が反響を呼び、以後著作を多数刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
27
財務省は隙あらば増税、日銀はインフレ恐怖症、ということで、両者がタッグを組むと、増税+デフレ=不景気、という数式が出来上がる。今回紹介されている「時の政治家」は、この理屈が正しいと騙された人たちだろう。ただ、政治家が騙されたことは、直接被害を被る国民から見ると大罪と言わざるを得ない。デフレをインフレにするには、単純に日銀がお金を刷ればいいし、多分それ以外の答えはないと思う。インフレになれば景気が上向き、税収も上がる、給料も増えて消費が増えるから、さらに景気が上向き税収があがるのに…。2014/04/01
jack
1
名著、この七人(者)の時代評価が、変質する事はないだろう。☆4.2
マチコ
1
今まで漫然としたイメージしかなかった政治、そして政治家の方々でしたが、こういう見方もあるのかと、大変勉強になりました。字数も多くなく、割とサラリと読み易いのも心地良かった。図書館利用。2011/12/07
Great Eagle
1
どれをとっても悪さの7人ですね。罪人たちは、けしからん。いまだにのさばるバカがいるから腹立たしい。2011/08/11
ベニテングタケ
1
普段あまり経済系は読まないから、最初は大変だったけど、まあ、言いたい事はわかった。わかりやすい。分かりやすくて、これで良いのか不安だったりもする。2011/07/13