出版社内容情報
「殿は、『源氏』をお読みになりたいのですか?」
文化を享受する才に恵まれた女房・ちゃあの自室から、
「源氏物語」を盗んだのは天下人・豊臣秀吉だった。
ちゃあ、秀吉、そして「女のための源氏抄」を書く玉栄の3名による、3日に一度の「源氏読み」が始まるが・・・。
史実の隙間を類まれな想像力で紡ぎ合わせた、文学愛溢れる逸品。
【目次】
内容説明
「殿は、『源氏』をお読みになりたいのですか?」文化を享受する才に恵まれた女房・ちゃあの自室から、源氏物語の「系図」を盗んだのは天下人・豊臣秀吉だった。ちゃあ・秀吉、そして「女のための源氏抄」を書く玉栄の3名による、3日に一度の「源氏読」が始まるが…。ミレニアム世代初の芥川賞作家による、新感覚の歴史小説。
著者等紹介
鈴木結生[スズキユウイ]
2001年、福岡県生まれ、福島県育ち。西南学院大学大学院卒業。2024年、「人にはどれほどの本がいるか」で林芙美子文学賞佳作を受賞しデビュー。2025年、「ゲーテはすべてを言った」で第一七二回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shio
15
豊臣秀吉が源氏物語に興味を抱いていたとは知りませんでした!北政所の侍女・ちゃあから源氏物語を盗み、写していたとされる逸話を、ちゃあが女房たちに語る。その場面は和やかに見えて、どうやら戦火の中…?戦国の世の荒々しさと、平安の世のきらびやかさ、源氏物語の謎めいた艶めかしさが絡み合う。混沌とした歴史の深淵に垣間見える喜びや哀しみを、時を経て伝える力が、物語にはある。『源氏物語』って、これほどまでに人を魅了し惑わせるのか…!!炎に消えていった数々の生命、人の心、芸術に、思いを馳せるラストシーンでした。2026/09/25




