出版社内容情報
死にかけたにもかかわらず、またソロキャンプをしようとする斉藤ナツに周囲は呆れていた。
行くなら安全な場所へ、と紹介されたキャンプ場で出会ったのは、寡黙な老人、謎の少女、不審な動画配信者。ここ、本当に大丈夫か?
不安に駆られる中、懐かしい人物と再会を果たすが……なんだか様子がおかしい。
過去と恐怖が交差し、怪異と殺人鬼が入り乱れる!
最後まで先が読めないノンストップサバイバルホラー!
【目次】
内容説明
死にかけたにもかかわらず、またソロキャンプをしようとする斉藤ナツに周囲は呆れていた。行くなら安全な場所へ、と紹介されたキャンプ場で出会ったのは、寡黙な老人、謎の少女、不審な動画配信者。ここ、本当に大丈夫か?不安に駆られる中、懐かしい人物と再会を果たすが…なんだか様子がおかしい。過去と恐怖が交差し、怪異と殺人鬼が入り乱れる!最後まで先が読めないノンストップサバイバルホラー!
著者等紹介
山翠夏人[サンスイナツヒト]
兵庫県生まれ。高校では文芸部に所属。同ペンネームで執筆を始める。趣味はキャンプと山歩き。好きが高じてキャンプインストラクター資格を取得。本シリーズにてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
71
前作が良かったのでこの「雪中キャンプ編」を読んだら2作目も面白かった。今回も概ね文章が主人公のナツの語りだが、そこはかとないユーモアが漂っていて可笑しみがある。冬のキャンプ場の描写が細かくなかなかの臨場感。ナツの隣のテントにいる動画配信者は妙な違和感あるし、ナツの過去の回想場面が多く興味深いけれど、本筋とどう関係あるのやら?と、思って読み進むと後半で一気に収斂。怒涛のクライマックス突入といった調子で、仕掛けの巧さに舌を巻く。きっちりホラーとして盛り上げて、ラストではホロッとさせられるし堪能した。続刊希望。2025/08/31
四弦桜
20
よかった😭 ドキドキして、笑えて、泣いた‼️ 前作を上回る斉藤ナツの魅力と胸が締め付けられるナツの過去! 各登場人物のセリフ😣 ナツの大好きなセリフもここで来るのかと狂喜乱舞! 『キャンのに』長編最高だった‼️😭 続編希望‼️ 2025/08/08
ケン
16
嬉しいシリーズ化。B級感強いから抵抗ある人もいそうだけど、読みやすいだけじゃなくてストーリーもしっかりしていて楽しめる。本作は主人公の幼少期が知れたり、あの女の子がいいキャラをしていて感情移入しながら読んでいた。途中思わず感動するようなシーンもあったり。3作目も期待。無人島編とか海外編とか色々バリエーションはありそうで楽しみ。2025/08/21
にゃるび
10
BOOK⭐︎ Walkerにて。前作が無茶苦茶よかったので即購入。雪の中のキャンプで、怪しい老人、少女、違和感のある動画配信者がいる中、ナツはキャンプを完遂できるのか。今回はナツの過去も入り混じりつつ、後半は怒涛の伏線回収。キャンプの描写もしっかりしているので、その面白さもありドンドン読んでしまう。友達が出来たナツが人間味が出てくるのもいいな。今回もラストでホロリと泣いてしまった。続刊希望です。2025/09/27
END
7
前作を踏まえて一筋縄ではいかないのだろうなと思っていたが、なかなかそう来るかと思った。後半の急展開と怒涛の伏線回収は好みです。思いの外事件のその後の部分に関してグッと来るものもあったし、前作よりも面白くなっていたと思う。ナツの性格が以前よりも柔らかくなっている様に感じたのは友達が出来たからなのかな?2025/09/26