目次
聞き書き(「仲村商店」仲村たか;「浦崎精肉店」浦崎力;「西平精肉店」西平宜正 西平睦子;「古堅精肉店」古堅敏子;「金城鮮魚店」金城昇 ほか)
寄稿・談話(「市場の生まれ変わり」新城和博(編集者)
「1979年、沖縄」岡本尚文(写真家)
「一期生の思い出」知念正昭(元・本部高校校長)
「建築が語る市場の記憶:本部町営市場」普久原朝充(建築士)
「まちづくりはひとづくり」宮島真一(「シアタードーナツ」代表) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
48
いつの間にか閉店してしまっているお店がたくさんある。記憶の中には確かに存在しているんだけど、思い出せない場所もあります。沖縄本部町にある市場の物語。過去の沖縄と現在の沖縄の両方の顔を見ることができます。私も商店で育ったので、商店街や市場は好きです。地方の旅では、必ず地元の商店へ行くようにしています。そこは生活であり、文化でもあるんだと思います。2025/08/09
二人娘の父
7
年末、本書をガイドに本部町営市場を訪れた。年末だったのでほとんどのお店が閉まっていて、すぐそばの岸本そばの行列はすごくて少々とまどった。それでも開けていた店をのぞくと、東京ではあり得ない価格でマグロさしみが売っていたり、おいしそうなお弁当も売っている。確かにここは沖縄の市場だった。本書でたびたび触れられる市場の閉鎖はまだ決まっていないようだ。ぜひ働いている人たちの声に耳を傾けて、建て替え、補強・補修いずれにしても、市場を存続する方向で話を進めてほしいと願う。2025/12/28
africo
3
2024年に取り壊しが発表された本部町の公設市場。保証や代替の場所の提供もなく、追い出されるだけの状況と言う。商店主たちの聞き書きで状況を記録した本。取り壊し反対の人、特に何も思わない人、戸惑うだけの人、様々な声が載っているが、著者のスタンスはやはり批判的である。商店主以外の寄稿もあるが、行政側の声がない。まあ、行政は載っても建前論に終始するのだろうが。寄稿者宇田氏の「「安全・安心」という言葉が嫌いになった。行政がこの言葉を使うのはいつも「だから、◯◯はできません」と規制する時だ」という言葉がやたら刺さる2025/10/20




