出版社内容情報
人の心の中にある「心の宝石」を鑑定&メンテナンスする不思議な「宝石魔法師」の店には今日も悩めるお客様が。人気シリーズ第2弾!
内容説明
鎌倉の不思議なガラス雑貨専門店『硝子館 ヴェトロ・フェリーチェ』には、人が心の中に必ず持つ、唯一無二の「心の宝石」を鑑定&メンテナンスする「宝石魔法師」たちがいる。通り雨の降ったある日、彼らのもとに心の痛みを抱える一人のお客様が現れて―。誰もが心の中に抱える涙を、美しい宝石の魔法で優しく癒していく。ジュエリーミステリー、待望の第2弾!
著者等紹介
瀬橋ゆか[セハシユカ]
徳島県出身。『5分後に失われる恋』(角川ビーンズ文庫)に収録の『虹色鉛筆』が初の書籍化作品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
228
鎌倉にあるお洒落なガラス雑貨店、実は宝石魔法師が悩みを抱えた人たちに助言を与え癒やしてくれる場所なのですね。店長の隼人とイケメン高校生・蒼井、黒猫のティレニアは人間の言葉を喋り、蒼井と同級生のヒロイン・更紗はこの店でバイトをしながら人生勉強をしているのですね。誰にでもある現代人、主に女性の悩みには女性読者の共感すべき点が多々あって本書のエピソードは良きアドバイスとして人生の指針になり参考になるでしょうね。あなたは間違っていないのですよと教えてもらえる事で、人は自信を取り戻し新たな一歩を踏み出せるのですね。2023/04/28
dolce vita
25
こんなふうに心の傷が深くなる前に癒してくれる場所があったらどんなに平和だろう。自分でも気がつかないまま抱えていて、いつのまにかそれが当たり前になっているけど心はとっくに悲鳴をあげている。ままあることだから、と心に蓋をして見ないふり、気づかないふりをする頑張り屋さんたちに教えてあげたいお店。#NetGalleyJP2023/03/13
昼夜
10
宝石は原石から人間の勝手な価値観で余分な部分をカットして磨き上げることで完成する。人の心も他人とのコミュニケーションで自分の価値観と他人の価値観との間で傷つくことに似ているかもしれない。でも、原石と宝石になった部分の大きさを比べたり、傷ついて苦しむのを避けられないのはなんだかなと思うけど。2023/05/29
あずとも
6
鎌倉にある不思議なガラス雑貨専門店を訪れた心に痛みを抱えるお客様を「宝石魔法師」が人が心の中に必ず持つ「心の宝石」を鑑定&メンテナンスし優しく癒しいく思いやりに溢れたお話の第2弾。今作中に登場したお客様の痛みも凄くわかるしこういうお店があれば本当にいいなと思う。2023/04/23
光鴉
1
ここまで鈍感だとちょっとイラッとする 宝石の話は面白いんだけど2025/01/20