内容説明
いかにして古典の言葉の真の意味に近づくことが出来るか!?悲運の碩学が畢生の学術の精髄をまとめた中国古典文献学の名著の翻訳ついに成る。
目次
第1章 緒論
第2章 訓詁に関わる文言の基本状況
第3章 閲読に必要とされる基本規則
第4章 注を読む
第5章 注をつける
第6章 まとめ―訓詁学の重要原則
著者等紹介
洪誠[コウセイ]
1910年生。1931年に中央大学中文系に入学、黄侃等の教えを受ける。卒業後高校の中文教師をした後、中央大学・安徽大学等の教職を経て、1955年から南京大学中文系で教え、言語研究科の主任を務めた。著作は『洪誠文集』にまとめられている。1980年逝去
森賀一恵[モリガカズエ]
大阪大学文学部文学科(国語学国文学専攻)卒業。京都大学大学院文学研究科修士課程(中国語学中国文学専攻)修了。現職、富山大学人文学部中国言語文化コース教員
橋本秀美[ハシモトヒデミ]
東京大学大学院人文社会系中国哲学専攻博士課程退学、北京大学中文系古典文献専業博士、現職、東京大学東洋文化研究所助教授
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